AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年8月7日月曜

平成29年8月7日月曜

ベトナム人男性66歳、同じベトナム人の奥様が薬を取りにやってきた。先日、精神科病院に紹介して診ていただいているのだが・・・最近は「警察に後をつけられている、警察が怖い」とか「ベトナムに帰りたい」と言いまわって家人を困らせているらしい。「警察に後をつけられている、警察が怖い」というのは決して犯罪者であるからということではない。被害妄想がひどくなってきているのだと思う。精神科疾患では通訳が入ると、本人の言い回し、感情がちがった表現になってしまったり、また通訳が入ることで患者が本当のことを言わなくなってしまったりすることがある。外国人患者を診察するのに、一番問題がおきやすい分野だろう。本来は母国語であるベトナム語での診察・治療を受けたほうが絶対的にいいと思う。しかし、彼のように共産国家となったベトナムを嫌って、国を捨てて難民となって逃れてきた人たちに対しては、冷淡な対応に終始しているようだ。帰国しても社会保障の枠外に留め置かれるからだ。中国人女性52歳、両手の指に痛みがあり、友達が」「両側に痛みがある、それってリューマチじゃない?」と言ったので、心配でやってきたとのこと。その友達は血液検査でリューマチと診断されたので、自分もその検査を受けたいとのことだった。まず、その両手の指を拝見すると、これはまちがいなくHebarden 結節だろうと思った。典型的な場所と症状。そう話したのだが、なかなか納得してくれない。治療はどうする?と言われても、痛みが強い時には鎮痛剤という対症療法しかなく、おまけにそれでも変形が進行していくことが多い。納得しかねるようすのところに看護師などが集まってきて、なかには自分の指を見せて、「ほら、私もこうだよ、同じ」と言うに至り、ようやく落ち着いて僕の話を聞いてくれるようになった。きのうは朝からミンミンゼミが鳴いていて、そこにシャーシャーシャーシャーというクマゼミの声が聞こえた。このあたりでクマゼミは珍しい。つい、姿が見たくなって、声のほうにひかれるように行ってみたが、声は高い木の上からだった。
  • 2017/8/7 9:00
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