AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年6月16日金曜

平成29年6月16日金曜

火曜の昼休み、職員休憩室でくつろいでいると、電話が鳴った。取った職員が、先生、英語です、お願いしますと言いながら、受話器を僕に渡そうとした。正直、こういうシチュエーションは苦手だ。でも目の前に差し出された電話に出ないわけにもいかず、受け取って部屋の外に出た。出た理由の一つは室内のテレビの音が入ってしまうこと、もうひとつは英語力のなさを職員に知られたくないから。ああ、もう一つある。海外の保険会社などから協力して日本に行くクライアントを診てくれないか?とか、いろいろな売り込みがあるからだ。だから診療中にはフィリピン人スタッフに出てもらって、ワンクッション置くのだが。たまたま昼休みで自宅に戻っていた。電話の主は若い女性で、雇用のための健康診断をして、診断書を作ってもらえるか?ということだった。冷静さを取り戻し、どんな項目の検査が必要なのか、血液検査があるのかないのかと尋ねると、日本語が読めないのでわからないとの返事。血液検査があることを想定して、禁飲食で来てくれるよう、そして水曜は休診日なのではずしてくれるように頼んだ。木曜の朝、行くと言って電話は切れた。休憩室に戻って、職員に電話の内容を話し、「長くこういう仕事をしていると英語の発音でどこの人かわかる、あれは少なくともフィリピン人の英語やインド人の英語ではない」と余計にも付け加えてしまった。きのうの木曜の朝、それらしき若い女性がやってきた。フィリピン人のスタッフを見て「あのお、フィリピン人?」と尋ねたそうだ。そうだと答えると、ほっとしたような安堵の笑顔になったと聞いて、こちらもうれしくなった。そう、フィリピン人女性だった。インターネットで英語が通じる医療機関を探して、僕のクリニックに行きついたと話してくれた。さて、健診だが、胸部レントゲン、心電図、尿そしてやはり血液検査があった。採血をする段になると、悲鳴に近い騒ぎ方。職員が「手際よく」抑えながらすぐに採血できたのだが、目に涙。こういうリアクションもフィリピン人女性まちがいなし。あすの午後には書類を作成しておくと話した。
  • 2017/6/16 9:00
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