AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年5月25日木曜

平成29年5月25日木曜

フィリピン人男性52歳、久しぶりに来院。「前回と同じだと思う」と話す。体が疲れて暑いと。前回のこととは甲状腺機能亢進症のことだ。数年前に初診、初めは甲状腺ホルモンを抑える薬を大量投与、しばらくして漸減し、朝夕1錠ずつでようやくコントロールできていた。当時から「内服をやめるとまた同じことがおきるよ」と忠告していたのに。おまけにつぎに来院できるのは2週間後だそうだ。本当に甲状腺機能がまた亢進しているのか、しているとしたらどの程度の亢進なのか、採血してTSHやFT3,FT4の数値を見なければ怖くて甲状腺ホルモンを抑える薬を大量投与することはできない。こんなに僕が患者の前で真剣に悩んでいるのに、彼は微笑んでいる。お願いだからわかってよと言いたい、いや叫びたい。実は甲状腺機能亢進症で、ときどき薬を「中長期に」さぼり、結果としてコントロールできなくなって、戻ってくるフィリピン人は今、現在3人もいる。「だって薬飲んだら治ったから」って永遠に治ったわけじゃない、薬で抑えているだけだから、必ず定期的に受診してねと何度も何度も言ったじゃんと言ってみた。すると「うん、たしかに聞いた」と一言。でもこれ以上は感情をぶつけない。感情をぶつけたら、言うことを守ってくれるならいくらでも感情をぶつけるが。
  • 2017/5/25 8:56
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