AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年4月25日火曜

平成29年4月25日火曜

ちょっと医療とはちがう話。昨日の午後、フィリピン人女性50歳が診察にやってきた。ご主人もフィリピン人でときどきやってくる好人物。彼女は風邪をひいて少し具合が悪いだけだった。もうすぐ診療が終わるという時間帯でもあり、ほかの患者もいなかったので、彼女に頼まれた勤務する英語学校への診断書を書きながら、ずっと前から彼女たちのような学歴のあるフィリピン人に尋ねてみたいことを実行することにした。「ねえねえ、フィリピン人じゃ結婚したら奥さんがご主人の会社や携帯に仕事中でもよく電話するって聞いたことあるけど、あなたもする?」と私。「しますよ、ほんと。えっ日本てしないの?、どうしてしないの?」と彼女。ははあ、こんなにインテリジェンスのある人でもするんだと思った私。「恥ずかしいからとか、会社で勤務中に私用の電話はいけないとか、そんなことだろうと思うよ」と私。「それ、おかしいねえ、愛してるなら電話するよ」と彼女。「それだけの理由? 愛してる人がほかの女性と会ってるとかそんなことしていないか確認の意味もあるの?」と私。「ははははは」と笑い転げて彼女。真顔になって「それもある」ときっぱり。ははあ、こんなにインテリジェンスがある人でもそれもあるんだと思った私。「よく、フィリピンや東南アジアじゃ、だんなさんが浮気すると奥さんがナイフ持ち出すとかあるよね」と私。「はははは、ある」と目をくりくりしながら彼女。「じゃ、怒らないで聞いてね、あなたの旦那さんが浮気したらあなたはナイフ出す?」と私。「はあ、そんなこと聞くの?」と笑顔の彼女、照れたような顔つきで「出す」と一言。ははあ、こんなにインテリジェンスがあっても出すんだと三度思った私。「ははは、おもしろかった、笑っちゃった、ドク」と言いながら帰って行った。ちょっとからかいすぎたかな、なんて思ってフィリピン人スタッフに尋ねたら「だからみんなここ来たがりますよ、先生、だって怖くないし、話できるから」と話してくれた。こんな雑談でも前向きにとらえてくれるんだなとうれしくなった。いま現在、日本に住んでいる彼女でさえ、日本とフィリピンのこんな習慣や考え方のちがいに気がついていない。僕らが気がついていない外国人患者の習慣や考え方のちがいはまだまだあるんだろうなと思った。
  • 2017/4/25 9:05
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