AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年3月27日月曜

平成29年3月27日月曜

スリランカ人女性28歳、隣接するA市からの初診、お子さんを連れてご主人とやってきた。甲状腺が腫れているのではないかと言うのだが、たしかに腫れている。エコーでは均一像でたぶん橋本病ではないかと思った。採血して1週間後に来院してくれるようにお願いした。衣服からイスラム教徒とわかったので、タミール人か?と尋ねると、そうですという返事。スリランカには多数派で北インドから渡ってきたと言われる仏教徒シンハリ人と少数派で南インドからわたってきたというヒンズー教徒のタミール人がいて、長きにわたり、争いが続いていた。ヒンズー教にはカースト制度という身分制度があり、カーストが低い人やカースト制度の中にも入れない低い身分の人たちは集団でイスラムに改宗するのだと、35年前にスリランカを訪れたときに聞いた覚えがある。ただ、やってきた患者はどう見てもお金に困っている人たちには見えなかったが。ペルー人男性78歳、咳が止まらずに近くの医療機関を受診したところ、喘息ではないかと言われ、テオフィリンなどの薬を処方されたとのこと、お薬手帳を見せてくれた。内服してから動悸がひどくなり、中止して以前に診察を受けたことがある僕のところにやってきたのだが・・・動悸は1分間に100を超えていたらしい。テオフィリンを中止したら改善したとのことだが、彼が考えた通り、テオフィリンの副作用だと思う。中止してくれてよかった。フィリピン人女性52歳、いつも高血圧で拝見しているのだが、会社の健診の結果も持って現れた。この結果をすべて英語で説明、胆石症と書かれていたのでエコーでチェックを行ったら、大小3つの胆石が見えた。手術の話もしたのだが、受けたくはないの一点張りだった。土日は日本医師会の代議員会、慣れないことで疲れたが、全国の医師会からの代表質問の中にも個人の質問の中にも外国人医療に関するものは残念ながらなかった。代議員会でとりあげられる質問は事前に厳選されて、午前午後で計16題程度、これではやむをえまい。僕が神奈川県医師会を通じて提出していた外国人医療に関する質問はいわば最終候補には残っていたが、最後の最後で落ちてしまった。神奈川県医師会どころか関東甲信越医師会としての代表質問はわずかに一つなので、やむをえまい。こういう質問があるのだということをその過程でわかっていただいただけでもよしとすべきだろう。
  • 2017/3/27 9:00
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