AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年3月11日土曜

平成29年3月11日土曜

アメリカ人男性47歳、クラミジア感染症の治療歴があって同じ症状だと来院。検査の結果を待つと時間がかかってしまうので、とりあえず感受性があるだろうと思われる抗生物質を処方した。フィリピン人女性40歳、市内の杉林の多い地域に引っ越してから、こうなったのとマスクを取ると、赤鼻のトナカイさんのようになっていて鼻水も垂れている。目も痒いと。花粉症だろう、ロラタジンの内服とパタノール点眼液を処方。ペルー人男性43歳、高血圧で受診中、診察を終えて処方箋を書いていたら、寝られないので眠剤が欲しいと言い出した。全く寝られなくなる時があるそうで、以前には鬱の薬も内服していたとのこと、初めて聞いた。外見からはまったく想像ができなかった。ラオス人女性45歳、CTスキャンの結果を聞きにやってきた。この4年ぐらい、右上腹部痛を訴え、半年に一回ぐらい、県内の中でも遠方からやってくる。放射線診断医の診断通りにとくに大きな病気はないと説明した。単なるがんの心配性と思ってはいたが、それだけではないらしい。ストレスでもこんな症状になりますか?と尋ねるので、働くときの姿勢によってもこういう症状になるときもあるし・・・と話しているうちに目に涙がたまりはじめた。家族のこと、仕事のこと、不安があると話していた。タイ語と日本語のちゃんぽんで話していたが、突然、「せんせい、通訳呼んでいい?」と尋ねるので、いいよと答えると、待合室に行って同じラオス人の同年代の女性を連れてきた。とくにこの女性が通訳をするわけでもなく、話に加わって話しているうちに、この女性が「せんせい、タイ語できるからうれしいよ、定住センターにいたんだよね」と話しかけてきた。当時の話をいろいろとしているうちに共通のラオス人の知り合いが多数いることがわかった。Wさんも知ってるよね?と彼女、 はい、知ってますと僕が答えると、「じゃ、私は?」と言うので、「うーん、わからない」と答えると、「ははは、前は鼻がこんなじゃなくって低かったからね」と笑い出した。うん?鼻の美容手術を受けたということか? 彼女たちが帰って行ったあとで気がついた。Wと呼ばれる女性とこの彼女、たぶん・・・いやまちがいなく・・僕が開業する前、大和市立病院外科に勤務していてインドシナ難民の治療を担当していたころ、診ていた女性だ。名前が出てこないが・・開業後もひっこした遠方の団地からやってきてくれたが、いつしか来なくなってしまってもう25年ぐらいだと思う。ところで、患者としてやってきた女性のほうが、どうしてふたりが友達になったのかを教えてくれた。「変と思うでしょう、きっと。でもね、私の今のだんなさんの前の奥さんがこの人なの」。・・・・驚いたけど・・・別居していた父親の愛人が父親のこどもを産むとき、母親が上の子をひきとって面倒見ていたことや父親が亡くなった時、すでに離婚していた母親が僕を連れ、この愛人と待ち合わせて墓参りに遠くまで行ったのを思い出した。
  • 2017/3/11 9:00
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