AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年2月14日火曜

平成29年2月14日火曜

あまり気分のすっきりしない一日だった。ベトナム人女性67歳、全く日本語が話せない。高血圧と難治性逆流性食道炎で1月より拝見していて、13日で3回目の診察になるのだが・・・まだ治療が落ち着かない。高血圧に関しては来院時に200を超えていたのだが・・・当初、1週間分のみ処方し、血圧が下がってきていることを確認して前回はベトナム人通訳が来院する日に合わせて受診してもらった。次回もベトナム人通訳が勤務している今度の土曜日を診察日と指定したのだが・・息子さんとやってきた。息子さんの日本語能力にも問題があり、散々苦労した。なぜかきのうは高血圧の薬を飲んでいないと言う。測ってみるとまた200を超えている。どうして内服しなかったのかを尋ねてみたが、明確な返事はなかった。難治性逆流性食道炎に関してはオメプラゾール20ミリ1錠を飲むと体が冷たくなって飲みたくないと話したので、10ミリに変更してみたが、やはり内服していない。こう「ないない尽くし」ではどう対処していいのか、わからなくなる。こちらも思案をして、まずは降圧剤をキチンと内服してもらい、難治性逆流性食道炎に関してはプロトンポンプではなく、少し作用は弱くなるが、H2レセプター アンタゴニストのラニチジン150ミリを朝食後と就寝前に内服するようにと処方した。そして今週末の土曜日に来院してもらい、ベトナム語の通訳を交えて善後策を協議しようと思っていた矢先、息子さんが「お母さん、今週の土曜にベトナムに2か月帰るので、土曜は来られない。薬を2か月分欲しい」と言い出した。効いているのかどうかもまだ判断できない薬や、キチンと内服していないらしい薬を2か月分処方することには大いに抵抗感があり・・・おまけに生活保護のこの患者さんがご主人といっしょにベトナムに2か月間一時帰国するその飛行機代はどうなっているのか?などと思うとやるせない。やはりこういう人たちは日本の生活になじみ、定住していくのはむずかしいのではないかと思う。そんなことを最後まで引きずりながらの一日だった。
  • 2017/2/14 9:00
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