AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年1月28日土曜

平成29年1月28日土曜

アメリカ人の御嬢さん20歳、来日して2か月と2週間、初診でやってきた2週間前は腹痛と軟便で過敏性腸症候群と考えてトリメブチンを処方したが、1日3回処方通りに内服すると便秘になるので1日1回しか内服していないという。腹痛のほうは少しよくなった程度だそうだ。ほかに腰痛と背部痛があり、米国では早朝の空腹時痛みがあってオメプラゾールを処方されている。本来はすべての症状をひとつの疾患で説明できればベストなのだが・・・空腹時痛をきたすような疾患、たとえば十二指腸潰瘍では軟便になることはないし、過敏性腸症候群なら食後の痛みのほうを訴えるはずで・・一つの疾患で説明するのはむずかしい。さらにオメプラゾールを一日20ミリを朝夕、内服しているというのに空腹時痛は消失していない。すごく太っている彼女の体型も気になるが、なにより来日直前から症状の出現は日本に行く不安、日本での仕事の内容に対する不安などメンタリティの不安につながり、それが過敏性腸症候群を悪くしているような気がする。いずれにしても上部消化管内視鏡検査とCT検査が必要ではないかと思ったが、検査を受けるか帰国をさせるか、彼女を雇用している宗教団体が決めるという。今は横須賀に住んでいるというので、住まいの近くの総合病院の医師宛に紹介状を書いた。ところで彼女が内服しているオメプラゾールだが、日本の公的保険の下では20ミリなら1日1回内服が上限量なのだが・・彼女は米国で20ミリ2回内服していた。相当量のオメブラゾールを処方してもらって持ってきているようでよかった。日本の社会保険に加入しているので、日本の医療機関では「1日20ミリ」しか処方ができない。症状が消失していないうえに、今の内服の半量しか処方してもらえないと知ったら・・・さらに不安になったことだろう。
  • 2017/1/28 9:00
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