AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成29年1月26日木曜

平成29年1月26日木曜

後味の悪い話をひとつ。おととい、いつも高血圧でやってくるペルー人女性の診察が終わり、あともう少しで診療も終わりというころ、事務職員からこの女性となにやらトラブルになっていると連絡があった。未納金を請求したら、すでに2万4千円を支払っている、支払い済みのはずだと激怒したらしい。未納金の金額は7千円余、その娘さんで日本語が達者な女性を間に入れたが、その娘さんも激怒したらしく、すでに患者は支払わずに外に出て行ってしまったとのことだった。まず第一にこういうトラブルが患者が帰ってしまったあとで院長である僕の耳に入ってくるというのではいけない。事務職員には注意をした。しかもこのケース、患者がすでに支払ったという2万4千余は、長男が公的保険を離脱している間に無効となったその保険証を使って治療を受けた「資格外診療」のときのもので、今回の7千円余は同時期にこの患者も保険証が無効になっていて、同じく「資格外診療」を受けたときの7割に該当する金額なのである。だから僕のクリニックの請求はまちがっていない。今回の教訓は3つある。まず、トラブルが発生したら、患者が院内にいるうちに責任者である僕に報告すること、これは組織としてはごく当たり前のことと思う。次にこういう「資格外診療」の未納金については国保、社保の審議会から医療機関にレセプトが文書を添えて戻されてくるので、その文書を提示しながら話をすること、そして最後はこういうケース、「なんとかスペイン語が通じます」程度の語学力では事実を事実通りに説明して納得してもらうには難しい。電話通訳などを利用して正確に伝えることがひつようだろう。こういう誤解はコミュニティの中を駆け巡るに違いない。ペルー人の間で、あそこはいつも余計に理解できないお金を請求するなどといううわさがたったら大変なことになる。来月の診察日に彼女が来てくれるかどうか、今から心配だ。
  • 2017/1/26 9:09
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