AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年12月16日金曜

平成28年12月16日金曜

いつも7時前にはクリニックに来てこのブログを書いているのだが・・・朝、車の中で温度計を見たら2度だった。カンボジア人女性72歳、寒くて寒くてもうやだよと言う。血圧上がってるんじゃない?と心配していたが、正常範囲内だった。イタリア人男性43歳、前回診察時の血液検査の血糖値を心配していたが、136で、夏のころの数値と同じだった。正直、彼の診察はやりにくい。彼の場合は父親が医師だそうで、嘘か誠かはわからないが、診察時に「父親がこう言っていた」というのが気になるときがある。彼に限らず、故国にいる医師に連絡を取り、アドバイスを受けている人たちの診療はやりにくい。こうしたほうがいい、ああしたほうがいいと言われても・・・日本の医療はとくに公的保険に加入している場合は検査についても処方できる薬の種類や日数についても制限があり、こういうことをすべて頭に入れて診療を行っているわけだが・・・こんな事情を全く知らない故国の医師がアドバイスしたことに強くとらわれている人たちの中には言うことに耳を貸してくれない人たちもいる。そうなると治療は極めてやりずらい。きのうはこどももおとなもインフルエンザが数人・・いよいよシーズン到来と思われる。ペルー人男性48歳、前日からの高熱と感冒症状、とくに体の痛みがつよく・・鼻腔から検査を行ったらインフルエンザA型だった。ところが・・見ると公的保険に加入していない。尋ねてみると案の定、不法滞在などではなく、合法滞在で公的保険に加入する資格はあるのに、健康であるときにも掛け金を支払うのがいやで加入していないことがわかった。大和市は国保法を適用しているので、今から国保に加入ということになると遡って3年間の掛け金を支払わねばならないはずで・・それを話すと「3年分も支払うと高くなるので自費でいい」と答える。外国人でも公的保険に加入する資格のある人は加入が義務付けられているのだが、加入しなくても罰則がないので、こういうケースが出てきてしまう。こういうケース、故国で民間保険に加入している欧米人にも多い。二重に保険に入り、掛け金を支払うのはいやだし、無駄と考えているのだ。だが、この考えはまちがっている。民間保険には掛け金に合わせて、医療費の上限が設定されているが、公的保険の場合は高額医療費助成制度があって、500万の心臓手術を受けようが、月の支払いは収入にもよるが、6万程度で済むのだが。
  • 2016/12/16 9:00
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