AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年11月24日木曜

平成28年11月24日木曜

昨日の祭日、新宿でAMDA国際医療情報センターの設立25周年記念講演会を開催することができた。日頃、外国人患者を精力的に診てくださる先生方、病院のソーシャルワーカーとして携わってくださる方々、東京都の関係者、センターの事務局員、通訳相談員に加え、後援してくださった日本医師会の常任理事、東京都医師会の会長、副会長先生に来ていただき、ご講演いただき、感謝の意に絶えなかった。講演はメインテーマを電話医療通訳に的を絞って行ったので、話も集中して聞けてとてもよかった。手前味噌になるが、センター職員の電話通訳に関する発表は少し練り直せばちょっとした論文にもなるかなと思うぐらい、出来がよかったと思う。最後の質問時間のときに東大の先生から電話通訳を有料にしないのか?という質問をいただいた。たぶん財政上の心配をしてくださったのだと思う。あるいは有料にすることで現在の午前9時から午後8時という対応から24時間対応できるのでは?とお考えになったのかもしれない。現在の医療機関の財政状況はどうかというと医師会長として近隣の病院などみていても、決してよいと言えないし・・・いやなんとかやってますという感じだ。2年に一回の診療報酬で雀の涙ぐらいしか上がらないのに、医師、看護師、放射線技師、臨床検査技師、医療事務などの確保に人材派遣業者に支払う金で中規模病院でも年間数千万かかってしまい、職員の待遇改善などには全く回っていない状況だ。聖域なき改革などと言って医療界にも株式会社の参入を許すとこういうことになる。そんな状況の中で「ややこしい」「時間がかかる」、できれば避けて通りたいなどと考えられているであろう外国人患者の診療のために医療機関側がお金を負担するとはとても思えない。同行通訳が不可能な状況、すなわち緊急で話したいとき、タイ語など通訳が少ない言語、通訳が少ない地域では電話通訳が力を発揮する。ニーズがあるのだ。だからこそ無料での対応をせざるをえないのである。AMDA国際医療情報センターの電話通訳にはいわゆるコールセンターがあるので、一つの電話について相談を直接受ける人とその相談内容について調べてバックアップする人の集団がある。決して電話通訳の人がひとりで対応するわけではない。このような「質の向上」に向けての努力が欠かせない。
  • 2016/11/24 9:00
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