AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年11月10日木曜

平成28年11月10日木曜

フィリピン人男性20歳、フィリピン人の母親に付き添われてやってきた。男性は母親がフィリピンに残してきた子供で、数年前に呼び寄せられて来日、今は日本語学校に通っている。朝、学校に行こうと電車に乗ったら動悸がしてきて、胸が苦しくなり、視野が赤く見えたと思ったら倒れてしまったという。すぐに気がついたそうだが、頭痛があったそうだ。血圧を測っても、脈拍も何も異常がなかった。来日してすぐに何かは忘れてしまったが、具合が悪くなり、クリニックにやってきた記憶はあるが、その時の印象はおとなしく、日本語は全く話せなかったということだけだ。今回、やはり日本語がうまく通じない。英語で話すと返事が返ってくるが、少しだけ日本語で話すと、その部分は母親のほうを向いて訳してもらっている。一過性の脳虚血発作を一番に疑ったが、それ以外にも彼自身、日本社会での毎日に相当なストレスを抱えてすごしているのではないかと思った。深夜までゲームをしていると母親が話してくれた。20歳という年齢で日本にやってきて数年、年齢の割には日本語は全く上達していない。こういうケース、フィリピンに帰国したらすべて消えてしまうかもしれない。それでも母親は帰そうとはしないだろう。フィリピン人の家族のきずなは強い。別れて暮らすことなど、たとえ体の改善のためと言っても受け入れられないだろう。彼自身、自分の将来に少なからず不安を抱いているのではないかと思う。彼にとってストレスのある毎日が続くのではないかと心配になる。
  • 2016/11/10 9:00
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