AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年10月21日金曜

平成23年10月21日金曜

 フィリピン人の娘からAMDA国際医療情報センターに寄せられた相談。「フィリピン人の母親が8月30日にフィリピンから観光ビザで来日した。9月6日に心臓が一時停止し、
救急車で運ばれた結果、一命を取り留めた。しかし、ICUに1ヶ月近く入院したので高
額(278万円)な請求書が来た。このような高額な医療費は支払う事が困難だ。費用の
支払いの支援を受けることが出来るだろうか。現在、母のビザは、定住者ビザを申請中」。
しかしこういう相談が多い。個人的にはかわいそうにと思っても、定住ビザを使って高額医療費療養制度でさかのぼってこの278万円をカバーするのはどうだろう? 今まで掛け金を支払ったことをない人のために200万以上の皆さんからの掛け金を使ってしまうわけである。ただ、さかのぼることができるのはたしか3ヶ月以内なので、今、定住ビザがもらえないと時効になって、公的保険にも入れないはずだ。「福祉」と「公平」はこのようにぶつかりあう時がある。国を出て来るときに何か方策がないのだろうか。横浜市からタイ人男性がやってきた。つい数日前にやってきたばかりなのに・・きのう仕事中に古釘を踏んでしまったらしい。その釘を持ってやってきた。すでに出血は止まっているが、汚い釘なので消毒し、抗生剤の内服を処方した。帰りがけにかばんの中からごそごそと何かを出してきた。ジョニーウォーカーの黒。もともとお酒が飲めない僕だが、ありがとうと言って受け取った。気持ちがうれしい。オーストララア人の男性、高血圧、高脂血症、高尿酸血症にて通院中、にこにこしながら取りだしたのは携帯電話、中に娘さんの写真が入っている。見せろというと見せてくれた。母親は日本人、小学生だが欧米人である父親に似ている。まるで人形みたい。それに比べると僕のこどもたちはハーフとは言っても日本と至近距離のハーフなものだから、かわいそうに特別にかわいいとか美人ということがない。このオーストラリア人は国民健康保険に加入する資格があるのに、自分で民間会社の保険に入っているという理由で加入しない。何度話しても理解してくれない、もちろん「加入資格を有している人にとっては義務」とも話したのだが。大きい病気にかからぬよう、祈るしかない。
  • 2011/10/21 10:00
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