AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年9月23日金曜

平成28年9月23日金曜

 タイ人男性31歳、あかちゃんを連れたタイ人の女性に付き添われてやってきた。エイズの即日検査が希望だということだった。女性は通訳だと受付から申し送りがあった。カルテの名前からタイ人かラオス人かと思ったので、タイ語で「こんにちは、きょうはどうしたの?」と尋ねたら、男のほうがしばらく硬直したようにポカーンとしていた。女性のほうが「あっ、先生、タイ語できるの? どうして?」という話になった。僕のほうはきっと僕のことを調べてタイ語が少々話せるとわかって来たのかと思ったが、そうではなかった。彼があまりにもエイズを心配するので、彼女の日本人のご主人がどこか近くにエイズ検査をしてくれるところがないか?とパソコンで探して僕のクリニックを見つけたとのことだった。検査をまず行い、結果はもちろん陰性。彼がほっとしたところで出身地を尋ねてみたらウボン・ラチャタニーとのこと。バンコクから飛行機で1時間、タイ国ではイサーンという東北タイの中の南に位置する大都会だ。ここが有名なのはベトナム戦争のときにアメリカ軍の爆撃機の基地だったこと。なにしろラオス国境まで至近距離、ラオスの山岳地帯の上を飛ぶと30分かからずにベトナム領内に入れる。今もウボンを懐かしがって訪れたり、住んでいる旧米軍関係者が少なくないという。ところで、最近、働き盛りの新患のタイ人男性というのも珍しいので、仕事を尋ねてみた。すると某有名車のメーカーの技術研修に入れ代わり立ち代わり30人程度で来て、会社の寮に泊まっているそうだ。その寮ってどこ?と尋ねて合点がいった。毎日朝、6時半ごろにクリニックのある隣の駅付近を走ると、駅に向かって数人ずつに分かれて駅に向かう東南アジア系の男性を見ている。もう1年以上前からのことだが。顔つきからベトナム人ではないし、フィリピン人ではないし・・・もしかしてインドネシア人かな?とも思っていたが、タイ人だったのだ。タイ人なら僕のクリニックのことは知っているはずだからなにかあったら来るだろう、来ないからタイ人じゃないと思い込んでいた。会社がこういう情報に疎く、なおかつ地域のタイ人コミュニティから切り離された生活をしているからなのだろう。目からうろこ。
  • 2016/9/23 9:00
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