AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年9月10日土曜

平成28年9月10日土曜

フィリピン人女性45歳、ときどき隣の市からやってくる。前回はもう2年前になるか、頸部リンパ節が腫脹し、生検の結果が結核で1年間抗生物質を内服してもらった記憶がある。今回は具合が悪い、だるいととらえどころのない症状で、血圧も異常なく、頸部のリンパ節に腫れもなく・・・ときどき吐き気がするともいうが、何を疑っていいものやら悩みながら話を聞いていた。簡単な検査から行おうと検尿して、異常なし、糖も出ていない。すると自分から「ストレスかも?」と言い出した。どういうストレスなの?と尋ねると・・・日本で貯めたお金をフィリピンの家族に送って家を建て直しているそうだ。その金額がトータルで500万円。フィリピンにいる姉に紹介された大工さん?あるいは建設会社?に頼んでほとんどの支払いはしているが、遅々として工事が進まず、とうとうフィリピンで訴訟をおこしたそうだ。そちらにもお金がかかり、どうしていいのかわからないと。よく日本人がフィリピンに限らないが、海外に家を建てようとか現地パートナーと仕事をしようとしてお金のトラブルに巻き込まれるというのは聞いたことがあるが、フィリピン人でもこんなことがあるんだと思った。フィリピンに住んでいるわけじゃないから見に行こうにもなかなか行けないとため息をついて話していた。バブルのころだけど、日本で働いていたタイ人男性が田舎の奥さんに家を建てるためにお金を送り、家が建ったころに帰国してみたら、家はなく、奥さんも蒸発していたということがあった。田舎に生活のために送ったお金がすべてばくちで消えてしまっていたというケースも知っている。フィリピン人もタイ人も親思い、家族思いの人が圧倒的に多く、悪く言えばそれを食い物にする親戚や周囲の人たちもいるわけで・・・彼女のストレスはしばらく続きそうだ。
  • 2016/9/9 9:00
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