AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年10月19日水曜

平成23年10月19日水曜

きのうの夕方になってパキスタン人の男性がやってきた。なぜか僕のところにやってくるパキスタン人はお茶目タイプが多い。昔は中古車輸出してるとかエスニックな品物を売っているお店やってますという人たちが多かったけど、今はどうなんだろう? そういえばひとり、パキスタン人なのにインド料理店を経営しているという人もいる。痛風になりやってきたのは3週間前、コルヒチンは一週間しか処方していないから、幸い痛風発作は治まったということなのだろう。せんせい、あのくすり、うんちやわらかくなるよと言う。たくさん飲むと下痢するときあるよって話したはずなのに。今回が4回目の痛風発作、そのたびにコルヒチンを処方し、発作が治まってもし尿酸が高ければこれを下げる薬をつかわなくちゃと思うのだが、なにしろ発作が治まると糸の切れた凧のように来なくなってしまう。今回、ちゃんとやってきたのだからここは褒めてあげなくてはいけない。なぜ痛風発作を起こしてしまうのか、そのあたり彼から聞き出すのだが。どうも食事ではなく飲酒である。
パキスタンにいるときから飲んでいたの?「だめだめ、イスラムじゃなければいいけどイスラムはだめ、パキスタンで飲んだら殺されちゃうよ」。まあ殺されるは大げさだとしても村八分にされてなんらかの罰則という掟があるのだろう。じや、なぜいま飲んでいるの?「 だってさ、人間はみんな同じじゃん、好きなものは好き、きのうも飲んだよ、ビール」とぺろっと舌を出す。こんなところで哲学問答をするとは思わなかったが、たしかに人間の欲望は宗教などで押さえつけられるものではないだろう。さてきのうの血液検査の結果はどうだろう? 最後の問答は・・・パキスタンに戻ったらどうするのよ、だってお酒飲めないでしょ。「うーん、それ考えたら帰りたくないよ」。ええっ、そんな理由で帰りたくないの?
ちなみに僕はまったく酒が飲めない。アルコール類はすべてだめ。全く飲めないというより、空腹で飲むと食欲がなくなり、動悸がしてくる。気持ちが悪くなることもあるので、酒の席に行っても「決して」飲まない。酒好きな患者にははじめに話しておく。「僕はお酒には理解ないよ、だって飲まないから」。育った家は日本酒の造り酒屋なのに。
  • 2011/10/19 9:03
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