AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年8月27日土曜

平成28年8月27日土曜

このところ、頭を悩ませられるような難問を抱えた患者には出会わず、平穏に日々を送っていたのに・・・きのうはとうとうその「平穏」が破られた。昼休み直前にやってきたスリランカ人男性56歳、この1週間ぐらい、下腹部が痛くなり、水を飲むとよくなると話してくれた。本人は膀胱炎と思い込んでいるようだが、検尿を行っても異常なし。排尿の開始時期も終了寸前にも陰部に痛みはないと言うし、浸出物もないと言う。ベットに寝てもらって腹部の触診を行っても聴診器で腹部の音を聴いても異常が見つからない。前立腺肥大のような症状もない。いつも感じていることだが、外国人患者とくに発展途上国からやってきた人たちの中には症状を適切に表現できない・・というか、日本人の我々とは少しちがった表現をする人たちもいて・・ここまで来たところで言葉につまってしまった。今現在はどうなの?と尋ねると、今は何も問題ないけど・・・との返事。わからない。時間はどんどんすぎていき、昼休みに入って往診に行く時間になってしまった。水を飲むとよくなるというのは本当?と尋ねると、まちがいない、飲むたびによくなるとのこと。やはりわからない。こんな医療でいいのかどうか、自分自身悩んだが、まずは抗生剤を5日分だけ処方しておいた。本来なら血液検査などもしなければいけないのかもしれないが、めったやたらに行っても患者の負担金が高くなるだけだし。次回、様子を教えてもらうこととして帰っていただいた。こういうことがあると医師としてはすっきりせず、悶々とする。
  • 2016/8/27 9:00
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