AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年10月18日火曜

平成23年10月18日火曜

今は朝の8時、きょうは午後から神奈川県医師会の臨時代議員会。午前中に患者が集中すると思うので、今から気が重い。新公益法人設立に向けてどちらの財団、社団法人も定款の作成など忙しいはず。県医師会もこれをなんとかしないと法令により、平成25年度には解散に追い込まれてしまう。それにしてもとんでもない法律ができたものだ。もうかっているのはそれを請け負う税理士事務所や会計士事務所ばかりだろう。というわけで患者に迷惑をかけてしまうのが心苦しい。きのうはおとな6人、こども10人の外国人が来院。日本人の患者数は63人。診察終了直前になってフィリピン人の母親とこどもがやってきた。母親は単なる風邪、男の子は付添、母親が言うにはクリニックに行くと言ったら先生に会いに一緒に行くと言ったらしい。うれしい。母親が最初に結婚していたフィリピン人男性との間のこどもなのだが、母親が日本で再婚し、別れ別れに暮らしていた。母親が日本永住許可を得た後に再婚相手とも離婚、いろいろあってフィリピンからいっしょに暮らすために連れてきた。そのときは5歳だった。小学校に上がってすぐにいじめにあった。彼はいじめられないように自分をいじめた連中の仲間になった。かんたんに言うと手下のようになったというわけだ。悪さもしたらしいがたわいもないことなのだろう、小学校1年なのだから。あるとき、担任の教師が注意をする際、彼を殴ってしまった。母親は自分のこどもがフィリピン人だから殴られたのではないかと悩んだ末に、彼を連れて僕のところに相談に来た。診察じゃないから一銭ももうからない相談だ。母親には自分のこどもはまちがったことはしていないのに・・という気持ちが強かったので、これは誤解を解かねばいけないと校長に電話をした。たまたま僕の子供たちが以前に通っていた学校だったので校長もすぐにわかってくれた、日時を設定して教頭、担任、母親、彼、そして僕とで話し合った。長い話し合いのすえにこどもは担任が好きだと小さい声で恥ずかしそうに言ってくれ、担任も殴ったことは謝ってくれた。母親にはフィリピン人のこどもだから殴られたのではなく、殴ることはよくないが、その理由があったことも伝えた。その場はそれで収まり、母親がクリニックに来るたびに彼はくっついてきて僕の顔を見て行くようになった。ただ結果的に母親は彼を別の小学校に転校させてしまった。不信感がぬぐえなかったのだろう。残念なことだ。もう小学校3年生になったとのことだ。体もすこし大きくなり、抱き寄せてさわってみるとおなかがぽっこりしている。この子もすでにメタボ予備軍になってしまっている。母親は目立つようになった白髪を染めてフィリピンパブで働いている。きっと働いている間、仲間のフィリピン人のところに預けられ、食べるだけ食べているにちがいない。もうひとりの女の子のケースと同じだ。母親にはおなかのぽっこりは健康なのではなく、病気の前段階だからと話して気をつけるようにと諭したが効き目はあるだろうか。
  • 2011/10/18 8:59
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