AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年4月22日金曜

平成28年4月22日金曜

タイ人女性63歳、今週末からタイ北部のパヤオ県の田舎に帰るからと高血圧の薬の3か月処方を頼まれた。たしか昨年末に父親が亡くなったはずと思って尋ねたら、父親の法事だそうだ。どうやってバンコクから行くのか?と聞いたら、バンコクからチェンマイまで飛行機、チェンマイの空港まで娘さんが車で迎えに来るとのこと、そこからパヤオまで車。長い旅だ。パヤオって少し興味がある。東北タイと並んでタイでは貧しい地域として知られている。ラオスに面した地域と覚えていたが、あのあたり、メコン河もまだ細い川のはずだ。国境なんてどうなっているのだろう。カンボジア人女性45歳、タイとの国境地帯で商売をしていたらしく、タイ語が普通に上手。彼女とは日本語かタイ語で話をする。彼女が住んでいた地域、日本の明治のころは西クメール国としてタイの影響下のもとにあったとつい先日NHKのビデオで見た。やはりタイ語を理解する人たちが多いそうだ。タイ人女性69歳、彼女もタイのナコンサワンに一時帰国するそうだ。タイ人はみなタイの正月でもあるソンクラン(水掛け祭り)に帰国したがるが、日本で働いているとそうもいかず、その2週間後にあたるゴールデンウイークに帰るのだろうと思う。いつも診察に来るとき、豚肉でつくった細いソーセージ様のネーンという食べ物を作って持ってきてくれる。昨日も診察が終わった時に「クンモウ」(お医者さん)と言って差し出してくれたが、いつもより太い。聴診器を耳にあてていたので、なにか彼女が言ったが、聞こえなかった。昼休みにいただいたものをあけてみると・・まずぐるぐる巻きの新聞紙をはずしたと思ったら、次はバナナの葉っぱと思うがさらにぐるぐる巻いてある。これをいくつもはずしたらようやくなにか白っぽいものが見えてきた。切って恐る恐る食べてみたらハムだった。よくベトナム人の患者がつくるハムだ。タイには実はベトナム系の人たちがたくさん住んでいる。とくに東北タイは多い。フランスとのベトナム独立戦争その後の南北ベトナム戦争を逃れてメコン河沿いに上流へと逃げてきた人たちだ。東北タイのウドンタニのお祭りの行進の中にベトナムの民族衣装アオザイを着た少女たちの集団を見たことがある。診察中だというのについついアジアの風に吹かれてしまった。
  • 2016/4/22 9:00
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