AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年2月29日月曜

平成28年2月29日月曜

52歳フィリピン人女性、左の乳房に痛みがあり、がんが心配と来院。年齢に比較して乳腺の発達が強く、しこりはなかった。乳腺症なのだろう。35歳フィリピン人男性、肝機能障害が続いている。S-GPTが225。A型肝炎の抗体価だけが上昇していて、B型抗原は陰性、C型抗体価は陰性。肝機能庇護剤を処方して経過をみることにした。36歳ペルー人男性、高血圧で拝見していたが、血液検査を前に家系に糖尿病の人がいるかいないか尋ねたところ、父親が糖尿病だったという返事。血液検査に急きょ入れた血糖値は170台、HbA1Cも8点台だった。これだから問診は重要だ。こんな「作業」をしなくても採血項目に血糖値を入れたらと思う方もいるかもしれないが、公的保険のもとの診療ではそうはいかない。糖尿病または糖尿病の疑いと病名をつけずに血糖値やHbA1Cを採血してしまうとレセプト審査で査定されて医療費がカットされてしまい、医療機関としてはその分を「被らなければならない」という状況になる。だからといってだれかれかまわずにこれらの検査を行えばそれはそれで診療報酬審査のブラックリストに載ってしまう。よく患者の中に「血液検査でわかるものはすべてやってください」という人がいる。こういうことが実は医療機関にとっては無理難題なのである。
  • 2016/2/29 9:00
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