AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成28年1月19日火曜

平成28年1月19日火曜

昨日は雪で患者数はごく少なかったのに・・外国人患者とくにフィリピン人は多かった。野外で肉体労働している人たちが雪で休みになったからだろうと思う。フィリピン人女性42歳、この1か月とくに新年になってから胸が重くて痛い、首が重いという。顔がやや紅潮している気がしたので血圧をまず計測してみると180を超えている。念のために胸部写真と心電図をチェックしてみたが、こちらは異常なし。高血圧のための症状と考えて降圧剤を処方した。この彼女、やりとりは僕とは日本語、フィリピン人スタッフとはタガログ語。英語は話さない。たぶん話せないのだろう。フィリピン人でも英語が話せないという人は少なくない。勉強がきらいだったというより学習の機会に恵まれなかった環境にいたからだろうと推察する。フィリピン人なのに英語ができないの?的質問は本人のプライドを傷つけるのでしてはいけないと思っている。フィリピン語イコールタガログ語と思いこんでいる人もいらっしゃると思うが、そうではない。フィリピンは多数の島から成り立っている国であり、もともとは島の数だけ言葉があると言われているそうだ。その中でもマニラがあるルソン島中心のタガログ語と南部のセブ島やミンダナオ島中心のビサヤ語が2大勢力だった。タガログ語はフィリピンを征服したスペイン人のことば、スペイン語の影響が強く、数字や曜日、「働く」など多数の単語がスペイン語と同じだ。それに対してビサヤ語はインドネシア語やマレーシア語と類似の単語がある。地理的関係をみたらそれはごく当たり前のことなのだが。さらにビサヤ語を話す人たちの地域にはインドネシアやマレーシアと同じイスラムの人たちが多数居住している。近年、ラジオやテレビの発達で、地方にいてもマニラの放送が入る。そしてそれは英語とタガログ語である。タガログ語がフィリピン語と同義語と言われるまでになると、地方の文化が消滅してしまうと警戒する人たちがいるのはこのためだろう。
52歳ペルー人、雪だるまのようなかっこうで来院。高熱とせき、痰、体の痛み。インフルエンザを疑って検査した。鼻から綿棒のような形状のものを挿入して検査するのだが、刺激でものすごい勢いでくしゃみと鼻水を出す。かまえていたがすっかり浴びてしまった。結果はA型インフルエンザ。数日して僕が発症しないことを願いたい。今週末には神戸で講演を依頼されているので倒れるわけにはいかない。
  • 2016/1/19 9:00
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