AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成27年12月22日火曜

平成27年12月22日火曜

フィリピン人女性2名、二人とも年末に一時帰国するということで長期処方を希望。マニラ行の全日空やフィリピン航空が羽田から出たり、成田から2つのLCCがマニラに格安で飛んでいることもあるのか、年末に一時帰国するというフィリピン人が明らかに増えてきた。昼休み、まだ1時前にアフリカ系の女性がやってきた。いつもは午後2時からの診療に備え、1時半になるとドアをあけるのだが、寒そうだったので入れてあげた。待合室のソファーに座り居眠りをしていた。吐き気と腹痛と下痢で典型的な感染性腸炎と診断した。続いてアフリカ系アメリカ人の24歳の女性、初めて来院。やはり吐き気と腹痛と下痢。アメリカでは過敏性腸症候群と診断されていたと自分で話し出した。感染性腸炎と過敏性腸症候群では症状はよく似ている。ただし、発熱があれば後者はありえないし、慢性的に続いているというのであれば前者はありえない。この1週間続いていて初めは37度台後半の発熱があったというので、今回は感染性腸炎と診断した。この彼女、妙に病名に詳しいし、僕に向かって、先生は医者となって何年の経験ですか?と質問してくる。一通り診察を終えてから尋ねてみたら、アメリカでは医学部の学生で1年間、日本で英語の先生をするためにやってきたのだそうだ。タイ人女性53歳、高血圧の患者。1か月近く前の土曜日に突然枯れ枝のようになった日本人の旦那さんを連れてきた。ほとんど意識がないような状態だったのであわててそのまま近くの公立病院に連絡をしたところ、外部から来ていた当直医がいかにも診たくないという感じで対応してきたのでよく覚えている。診察を終えてから、にこにこしている彼女にタイ語で、旦那さん、どうした?と尋ねてみた。すると・・死んじゃったよ、今月の4日、食道がんだったよと笑顔で教えてくれた。今どきの日本で食道がんであんなになるまで病院に行かない人がいるのかとショックを受けた。
  • 2015/12/22 9:00
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