AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年9月29日木曜

平成23年9月29日木曜

昨日、千葉県国際交流協会主催の会で講義をさせてもらってきた。タイトルは先方から「外国人医療の現状について」でお願いしますと言われていたので、それに沿ってお話ししたわけだが、たった一言で表現すると「昔となにも変わっていません」ととうことだろうか。残念なことだが。日本に居住する期間が長くなるにつれて、外国人の人たちが自衛のためにというか、それなりに医療機関を見つけて診療を受けるようになってきているのではないかと強く思う。それに対して受け入れ側である日本の医療機関の努力はというと遅々として進んでいない。進めようとして「遅々として進んでいない」のではなく、「外国人の診療などできれば避けて通りたい、自分のところとはあまり関係があるようには思わない」だから遅々として進んでいないというのが正解だろう。昨年はメディカルツーリズムとやらで旅行業界とそれに同調する一部の医療機関が浮かれていたが、リーマンショックに東日本大震災、円高と続いた災難で外国人旅行客も大幅に減り、いま少し回復したとはいえ、どうやら彼らも目が覚めたらしい。僕はリーマンショックや東日本大震災がなかったとしても、とくに中国人富裕層については言葉の違いがないシンガポールや物価の安いバンコックの巨大病院と互角に戦えるわけはないと思っていたので、リーマンショックも東日本大震災も円高も旅行業界や一部の医療機関がメディカルツーリズムから一歩引くいい口実になったような気がする。なかなか自分の見通しの甘さを公的に認めることは大変だろう、責任問題がからむので。しかし日本の中には人口の2%近くを占める外国人がいるわけであって、むしろ彼らのケアをどうするのかということを真剣に考えるにはいい機会だと思う。どうだろう?
  • 2011/9/29 14:09
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