AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成27年10月6日火曜

平成27年10月6日火曜

5日のこと、フィリピン人通訳スタッフから「今、フィリピン人女性から電話があった。高熱と腰の痛みでこれから来る」とのことだった。10時半をすぎたころにやってきたフィリピン人女性28歳、泣き顔で呻いていた。聞けば3日前の夜よりこんな状態だったらしいが
医療費が心配なのと土日でどこに行っていいのかわからず月曜の朝まで「放置」していたらしい。近くの市に在住でフィリピン人の夫ともども生活保護が打ち切られた直後らしいが、打ち切られたということはそれなりの収入があるはずなのにどうしたことだろう。血液検査の結果は細菌感染、おまけに尿検査では白血球と潜血反応が強かった。これは腎臓泌尿器系の感染症と考え、抗生剤の点滴静注射を行い、夕方再度行うので、それまで帰宅させずにクリニックの奥のベツドで休んでいてもらうことにした。すでに体温は40度近くになり、呻きは続いていた。午後5時近くになり、続々と子連れのフィリピン人女性が集まって来た。皆、友人ということだった。そのうちの一人の車に乗せてもらって帰宅していった。昨晩の熱型や状況によっては入院してもらわねばならないかもしれない。こちらも頭が痛い。なぜこんなにややこしくなるまで放置していたのかとつい責めたくなってしまう。はじめてのラオス人男性49歳、午後4時すぎに来院。どういう関係かわからないが、ラオス人女性がひとりついてきた。いわゆる風邪らしい症状と39度近くの発熱。体をみると皮下出血が吸収されつつあるような茶褐色のあざのようなものが側胸部に複数あった。もしや昔でいうところのカポジ肉腫ではあるまいなと思って尋ねて見るが、どうもちがうような返事。診察を終えて頼まれた会社への診断書を書いていると、この男性が突然診察室に入って来た。小さな声でエイズが心配だと言う。4か月前にラオスから戻って来たとのこと。ラオスで何かエイズ感染を心配するようなことがあったのだろう。即日検査を行ったが、陰性だった。安堵して帰って行った。
  • 2015/10/6 9:01
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