AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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平成23年9月25日日曜

平成23年9月25日日曜

きのうは15人の外国人患者がやってきた。フィリピン人6人、ベトナム人5人、ペルー人2人、アルゼンチンとタイが一人ずつ。きのうはベトナム人の通訳がいない日だ。熱が出ているとか「通訳が来る日まで待っていられない」という人がいないわけでもないが、きのうの面々はそうではない。僕の想像では「どちらかというとうちの通訳とはあまり会いたくない」という人たちのような気がする。決して彼らがアウトローであるとか、どうしようもない人たちだとか言うつもりはない。たとえば生活面で通訳に注意されたとか、通訳の人が属しているグループとちがうグループに属しているとか、そんなことである。前者については医師である我々が「そう言ってください」と指示している場合もあるので通訳には気の毒であるが。こういうことはベトナム人に限ったことではない。カンボジア人では昔、難民として日本にやってきたころは祖国の政治的勢力そのままにシアヌーク派、ソンサン派、ごく少数だがポルポト派のシンパもいた。それなりにグループも別れていて通訳が難儀していた。一方に声をかけるとあの人は○○派だと言われたようだ。タイ人でも東北タイの人とバンコックの人出は微妙にちがいがあり、バンコック出身の若い博識の女性に東北タイの年上の人たちが心を開いてくれない場合もある。同じ日系南米のスペイン語圏の人たちでもアルゼンチンとペルーとなんとなくしっくりきていないのを目撃したこともある。通訳の資質も関係していないわけではないが、とくに狭いコミュニティの場合は通訳と患者がなんらかの関係にあることが少なくなく、したがってある程度の日本語ができる人たちであれば、通訳がいたほうがいいのか、いなくてもいいのか意志を尋ねてみたほうが正解かもしれない。
  • 2011/9/26 9:05
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