AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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理事長 Dr.小林米幸の独り言カテゴリのエントリ

フィリピン人女性59歳、初診で頭痛を訴えてやってきて3回目、2回降圧剤を変更したが、3種合剤でようやく130台で落ち着いてきた。A型肝炎の後遺症と思われるs-GPTもウルソ等で正常範囲内まで下がってきて、ほっと一安心。いい加減な受診形態をとらぬよう、しっかりと話したが、やはり「ドクター、もう血圧下がったけど、まだ飲まなくちゃだめ?」と言われた。こんこんと説明してわかったくれたように思うが、どうだろう。インド人男性41歳、LDLコレステロールが低く、中性脂肪はすごく高く・・・食事指導したときにカレーは絶対にやめられないと言っていた。今回は空腹でやってきたので採血してほしいということだったが・・トレーニング スタイルなので尋ねたところ、横浜市青葉区からジョギングして来たとのこと、もちろん運動療法のために。驚いた。電車でも20分はかかるし、途中、長津田を過ぎるとけっこうな勾配の坂道もあるはず。帰りもジョギングして帰るそうだ。体重がだいぶ落ちたと話していた。このところ、仕事に追われているような気がする。書き物もおおよそ依頼された分、終わらせたつもりだが、来年の3月の某都道府県自治体病院での外国人受け入れ研修の当日のスライドを1月中旬までに作成してほしいとメールがあり、来年の8月の看護医療関係の某学会の基調講演の資料作成を5月中旬までにと同じくメールで頼まれた。性格的に頼まれると放置できない。前者は今週中にしあげたいが、なにより年賀状書きという大仕事があって頭の中を独占している。今夜は休日夜間急患診療所の当番。診療を5時に終えてから、この急患診療所が開く8時まで、何か仕事をしようと思ってはいるが、僕の頭の中で「あと半年で70歳、休まないと仕事ができないよ」とささやいている。怠け者の僕はそうだねと納得しそうになっている。
  • 2018/12/10 9:11
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ベトナム人女性、風邪をひいてしまった。風邪の診察といつもの偏頭痛のトリブタン製剤の処方、ベル―人女性39歳、身体的障害があり、若いころから親族の誰かが付いて車椅子を押して連れてきていたが、このところ、ヘルパーが2人ついて一人が車椅子を押してくる。こういうサービスが受けられるということは結果的に日本にやってきていてよかったと言うべきなりだろう。風邪の診察。フィリピン人男性48歳、昼休みの直前に何も食べずに空腹でたまらないと言いながらやってきた。約束通り、採血し、高血圧の治療を行った。午後3時に診療を打ち切り、昨日に続いて日本医師会へ。医療通訳にかかわる団体の協議会の準備会のような会へ。名称や協議するであろう内容、声掛けする団体、次回第一回の協議会の日程など話し合ってすぐに散会した。主催は日本医師会ということだが、委員会ではないので参加する団体は委員ということではあるまい。ひとつ、前進ではあるが、具体的な活動内容、協議会の性格については慎重に検討しなければならないと思った。
  • 2018/12/10 9:04
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6日は午前中のみ診療、外国人の方はフィリピン人男性53歳高血圧、ぺル―人女性32歳上気道炎、アメリカ人女性57歳潰瘍性大腸炎の3名、12時になり、患者の列も途切れたので第二回の外国人医療対策委員会に出席するため、脱兎のごとく駒込の日本医師会館へと向かった。会議は午後2時から、参考資料を持っていることもあり、電車を使いたくなかった。途中、何か所か、渋滞があったが、着いてみたら午後1時5分だった。会議では法制度の疑問点についてはきちんと関係省庁の方がやってきて説明をしてくださり、論点がわかりやすい。たしかに法制度の変更を必要とするような内容については政治家の世界だと思った。外国人医療に日ごろから携わっている委員は数少なく、そういう立場にたつと感情的にならずに事実を踏まえた発言が必要と思った。とくに相談事業のこと、同じ種類の予防接種の問診票の全国統一化など重要なことについて提案させていただいたとは思う。法制度に関することは非常に重い内容だが、いずれにしても外国人には差別と、日本人には逆差別と思われない、だれがみてもなるほどと感じてくれるそういう対策を立てねばならないだろう。
  • 2018/12/7 11:23
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フィリピン人女性55歳、頭痛、気分が悪いと訴える。血圧を計測すると150を超えている。前回降圧剤を1カ月分処方してからすでに2カ月が経過している。当然、内服はすでにしていないという。彼女の場合、初めてやってきてからあしかけ15年は経過している。降圧剤の内服の仕方はつねにこのようにいい加減。何度言っても変わらない。フィリピン人患者の中には英語が話せないという人がごく当たり前のようにいる。日本語もあやふや、でもクリニックにはフィリピン人スタッフがいて、診察の時には診察室で彼女たちにタガログ語でほぼ同時通訳しているので、僕の言いたいことが理解できていないわけはない。今回もいい加減になっている理由を聞いてみた。すると「だんなさんといつもけんかで殴るし・・」と言う。それって受診行動とは何の関係もないだろう。要するにすべてがいい加減なのだ。もちろん、フィリピン人のすべてがこういう人ではないが・・ほかの医療機関を受診したら、先生方とけんかになってしまうのではないかと思ってします。
 ナイジェリア人男性38歳、初診。北隣のS市からやってきた。めまいと頭痛があるそうだ。近くのクリニックに行ったが、英語が話せず、その近くの大きな病院に行けと紹介状をもらったが、電話してみると、そこでも受付で英語が通じず、ここまで来たとのことだった。血圧は正常、よく聞くと耳鳴りがある。しかし気持ちが悪い時もあるというのでまずはメニエールを疑って2週間分だけ処方してみた。これでだめならどうするか、また考えようと話して帰した。たしかに大きな病院なら交換台で英語が通じるということはむずかしいかもしれない。
  • 2018/12/6 13:26
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89歳の日系ブラジル人女性、高血圧で拝見しているが、認知症に加え、下肢の筋力の低下が著しく、車椅子で来院。いつも息子さんか日系ベル―人のお嫁さんに付き添われてやってくる。一通りの診察を終えて、次の診察予定日を紙に書いて渡したところ、息子さんが「実は・・・」と切り出した。仕事の関係で会社から年が明けたら群馬県の某市で働いてほしい、すなわち転勤してほしいと言われているとのこと。その某市とは日系ブラジル人が多く働いている某自動車会社の城下町だ。当然のことながら、患者である母親もいっしょに連れて一家で行くものと思って聞いていたが、「いや、転勤は自分だけ」と言う。最近、奥さんを見かけないので気にはなってはいるが、いずれにしても母親は当地に置いていくが、要介護が出ていて施設で暮らしているような状態なので、どうしていいのか、わからないのだと困り切った顔で話してくれた。まずはケアマネに相談しては?と話したが、なかなか先が見えにくい話だ。ほかにもベトナム人の女性患者で認知症が二人いる。在留期間が長くなれば、当然、認知症やその周辺疾患の人たちも出てくる。そろそろ、こういうことも議論しておくべきところに来ていると思う。
  • 2018/12/4 9:15
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とうとう12月になってしまった。フィリピン人女性59歳、高血圧で数年拝見しているのだが・・・重大なことがわかった。診察した後に事務職員がやってきて教えてくれた。社会保険に加入したのに、国民健康保険の保険証を使っていたらしい。通常なら国民健康保険から社会保険に変更したときには役所から国民健康保険の保険証を返却するようにと連絡が行くはず。社会保険から国民健康保険に変更する場合は勤務先で退職するときに直接、社会保険証を返却するようにと言われて、返却するはず。ところが国保から社保への変更の場合は役所から連絡が行くはずだが、日本語がわからないためなのか、返却せずに、以前から受診していた医療機関では以前からの保険証すなわち脱退したはずの国民健康保険証で受診するケースが散見される。こういう状況になってすでに1年近く経過していたらしく、いずれレセプトが戻ってくると思うと頭が痛い。こういうケースは改めて社保に診療報酬請求すると、そこで支払われるので、実害はないと言っても面倒くさい。いつも思うのだが、役所には「注意しました」とか「連絡しました」ではなくて、実効性のある対策をお願いしたい。
  • 2018/12/3 11:26
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きょうから12月、早い。毎年、書きたくない年賀状をいやいや書かなくてはならないこの季節、頭の片隅から年賀状がいっときとも離れない。来年の6月で70歳を迎えるので、年賀状は今度のお正月で終わりとできないものだろうか。けっきょく11月の外国人患者総数は262人、新患は26人だった。昨日の夜、来週開かれる第二回日本医師会外国人医療対策委員会で提言したい内容について文字にして書いてみた。専門家としてこの委員会に入っていることに対して責任を感じるとともに、自分の考えを吟味してもらえる場所が与えられたことに感謝したい。厚労省の外国人医療関係の委員会では厚労省としてこういう方向に持っていきたいという「意向」がひしひしと伝わってくる。日本医師会のこの委員会にはそういう「結論ありき」のような雰囲気は全く感じられない。だからこそ自分の考えを日本医師会の方針の中に入れていただける可能性があると思っている。そのためにはほかの委員の先生方が納得してくださるような意見を出さねばならない。いかになるほどと言ってくださるプレゼンテーションをするかということだ。がんばらなくては。
  • 2018/12/3 9:39
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昼休み、クリニックでくつろいでいたら、職員が電話片手にやってきた。「先生、英語の電話ですが、話してもらえませんか?」と。この時間帯、フィリピン人スタッフはほかの職員と昼食に外出しているので、僕が対応しなければならなくなってしまう。苦痛だ。電話の主はきれいな英語を話す若い女性で、「23歳の男性が左の胸部を痛がっている、診てもらえますか?」ということだった。午後の診療時間を話し、午後5時までだが、検査をしなければならないかもしれないので、できれば午後4時半までに来てほしいと伝えた。すると・・・わかったけど、そちらは何というところでどこですか?と訊ねる。僕のクリニックのことを知らないで電話をしてきたように思えたので、今、どこにいて、どうしてここに電話をしてきたのかをあらためて聞いてみた。今、いる場所は自宅アパートで同じ市内の中でも遠方。近くの総合病院に行ったところ、受付をする前の段階で、僕のクリニックの電話番号を渡されて、ここに電話するようにと言われたとのことだった。患者とおぼしき若い男性と赤ちゃんを連れた流暢な英語を話す女性があらわれたのは、その2時間後ぐらいだった。ふたりはスリランカ人の姉と弟。弟のほうはシンハラ語だけで英語はほぼだめ状態、一週間ほど前、殺虫剤の缶を少し吸ってしまってから胸の痛みが始まったような気がすると訴える。レントゲン写真では何も異常なし、吸気時に痛みが強くなるというので、肺の病気というより、肋骨や筋肉の問題かと思った。殺虫剤は関係ないのではないかと。念のために採血して肝機能や白血球数も調べておいた。このケース、僕が気にいらないのは最初の総合病院では受付の段階で門前払いしており、診ようという気が全くなかったことだ。これって診療拒否に近い行為だと思う。厚労省が今、考えているように外国人を拠点病院、拠点診療所で診療するシステムにすると、こういう門前払いがさも当たり前のように行われようになるだろう。外国人だけは地域の中でも遠方の拠点病院、拠点診療所まで行かなくてはならなくなってしまう。通院も面倒だ。やはり、日本人同様、どこの医療機関でも原則として外国人を日本人同様に受け入れるということが、差別も逆差別もない受け入れ方だろう。それを可能にするためには医療機関に言語の支援をすべきで、さらに医療機関にトラブルが直接持ちこまれないように、また外国人に適切な医療機関情報、日本の医療制度に関する情報を提供し、さまざまな医療・医事相談に母国語で対応してあげる、そういう支援が極めて大事だ。後者はAMDA国際医療情報センターが開設以来28年間行ってきた事業であり、外国人だけでなく、日本の医療機関からの外国人医療に関する相談にも対応し、それは日本の医療機関にとっては外国人患者とのトラブルを未然に防いでくれる防波堤のような役割をしてくれるはずだ。
  • 2018/11/30 10:30
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今月の診療は今日を入れてあと2日、すでに今月の外国人患者延べ人数は250人を超え、新患も25人となった。毎日ほぼ14人がやってきていることになる。増えているという実感がある。来週の木曜日に第二回の日本医師会外国人医療対策委員会がある。それまでに課題や実質的な案など提出できるように頭の中をまとめておかねばならないだろう。先週末から書いていた黄疸のメキシコ人女性33歳について、受け入れてくれたI市の総合病院の医師から情報提供書が届いた。エコーでみると胆石があり、CTで見ると総胆管の拡張はないようだが、下部に石がつまっていると書いてあった。これならきっと内視鏡によるファーター乳頭切開で石が取り出すことができるだろう。ほっとした。HA抗体は陽性だったが、それと今回の黄疸とは関係ないものと思われる。フィリピン人女性20歳、出産して4カ月、胃が痛いとやってたきた。痛いというところを触ってみると胃とへそのまわり、痛みが疝痛であることを考えるといわゆる胃疾患ではなさそうで、最後に「下痢は?」と訊ねると「ひどい」と一言。「では熱は?」とさらに訊ねると「昨日は37.4度」と答えてくれる。下痢と発熱を先に言ってくれたら診断がごく簡単だったのに・・吐き気もあり、いわゆる典型的に感染性胃腸炎と診断した。
  • 2018/11/29 14:10
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24日の土曜日にやってきた黄疸のメキシコ人女性34歳について、血液検査の結果を26日月曜の早朝には出るようにしておいた。たぶん入院が必要になると思い、入院設備のある次の医療機関に迷惑をかけないように10時にご主人に電話をくれるように依頼しておいたのに・・・血液データーは来たが、電話が来ない。しかも日本の携帯電話は持っていないとかでこちらから連絡が取れない。s-GPTは600を超え、直接ビリルビンも6を超えている。やはり閉塞性黄疸なのだろう。ご主人から電話があったのが午前11時半。やはりメキシコ時間なのか? 奥さんのデーターは良くない、住まいの近くの病院を紹介するのであなただけでいいからすぐに来てほしいと話す。わかったと言うので昼休みも待っていたが、やってきたのは午後2時。悪いことに午後の患者のカルテが10枚ぐらい並んでいるその一番前だ。説明に時間がかかりそうだし、紹介状も書かねばならないし、その前に説明して次の病院の医師にもできれば連絡しておきたいし・・検査結果を説明して、入院が必要になるだろう、詳しい検査が必要だと話したのだが・・どういう病気が考えられるかと何回も質問される。およその話はさきほどしたが、詳しいことがわからないし、すでにs-GPTが600を超えているので、入院治療が必要になるのではないかと、これも何度も説明。すると12月3日ではなく、あした帰国するならどうだ?と質問された。あの目の黄色さでは航空会社が搭乗を拒否するだろうし、第一、奥さんの体によくないだろうと返事。その間も次の病院に電話で連絡、午後の時間だが、これから診察してもらえないかと頼み込んだ。たまたま住まいの近くに僕の出身である母校外科学教室が人を派遣している病院があり、顔は知らないが、後輩にあたる外科の先生方にお願いしようとしたのだが、あいにく手術中。かわりに電話に出てくれた看護師に怪訝な声を出されながらもなんとか頼み込んだ。そして彼の研修先の某大手自動車メーカーの研修担当と話しをさせてくれと彼に頼んでいるに、こちらも全く連絡が取れないのか、彼は携帯をいじるばかり。この携帯って日本の携帯なのか?それともメキシコの携帯?
電話番号を示して彼が会社の上司に電話してくれと言うので、その番号をクリニックの電話から電話したら、すぐにつながった。事情を説明したが、なんだか知っているようなようすだった。僕が話している間、隣で看護師が次の病院の看護師と話している。先生は英語ができないが・・・というようなことを言われている。英語ができないという理由で断られたらどうしようと不安になった。おまけに患者である奥さんは英語もできず、話せるのはスペイン語だけ。ようやく受け入れてもらえることになり、彼には「奥さんに今から電話してくれ、アパートではなく、奥さんにアパートの近くの駅まで来てもらい、そこから病院までタクシーで行くように、相手の先生が診療時間を過ぎているのに診てくれると言ってくれているのだから」と話して、さらに彼の民間保険の支払い済み証明書を書いてあげて待合室に送り出した。気がついたら午後の診察時間が始まって45分が過ぎていた。こんな「外国人医療」ばかりなら「普通の」医療機関はやっていられないだろう。先日の厚労省の訪日外国人の医療に係る検討委員会の席で厚労省の案として出てきた外国人患者の受け入れ拠点となる医療機関」に手上げするところなどないと思う。言葉だけではなく、医療機関の努力だけではどうにもならない、いやどうしていいかわからない部分があると思う。こういう支援のためのシステムづくりを来年1月7日以後の出国から適用される出国税で賄わずにだれがどのようにお金を出して整備するのだろうか? 財務省ではこの出国税、年間430億円を見込んでいるそうだ。予算獲得争いはすでに始まっているらしいが、各省庁とも少しでも「外国人観光客」に関連がある事業に使いたいと目の色を変えているらしい。実りのあることに使ってほしいものだ。
  • 2018/11/27 10:37
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