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トップ  >  NO.86 平成25年度小児予防接種の変更

 平成254月から、また、また、子ども用の予防接種スケジュールが変わりましたね。


 当センターで販売している母子保健テキスト、『妊娠から育児まで~日本で安心して出産するために~』の中には予防接種スケジュールの表が、問診票とともに添付されています。作成してからかなり時間が経ちましたが、その度に新版に変える予算がないため、変更箇所についての説明文を添付しています。


 昨年度、ポリオが生ワクチンから不活化ワクチンに変更になり、今後は順次、DPT(ジフテリア、破傷風、百日咳の3種混合)に加えて、4種混合となっていきます。予防接種スケジュールの変更事項をまとめ、各国語版を作成。ようやく訂正作業に慣れかけたところに、今年度の変更の情報が入ってきました。今度は任意接種であるB型肝炎とロタウィルス、新たに定期接種となったHib(ヒブ)、肺炎球菌の接種から、スケジュールが始まり、その後、4種混合(DPTとポリオ)、時期が遅くなったBCGと続きます。生後2ヶ月から始まるスケジュールとても忙しそうです。わたしたちも、情報の波を掻い潜って必要なものをピックアップし、なるべく分かりやすく伝えられるようがんばっています。


 度々子どもの件で、問い合わせてくるお母さんがいます。先日も「水ぼうそうになり受けられなかった4回目のポリオの接種が昨日の予定だったのに、熱が出て受けられなかった。再度延期したら3回目からかなりあいてしまう。大丈夫なのか」との相談がありました。数日後には、「肺炎球菌は何の予防接種か。肺炎を予防するのか。これを打つと肺炎にならないと思っていたのに、熱が出るといつも、『気を付けないと肺炎になる』と医師が言う。予防接種をしているのに肺炎になるのか」と相談されました。先の相談には、「医師が大丈夫と言う期間内であれば、大丈夫でしょう。ポリオの予防接種の4回目は3回目を受けてから6ヶ月以上あけて(標準は12から18か月あけて)打つものなので、大丈夫だと思います。」と回答。次の相談では、肺炎球菌という名前であっても、肺炎以外にも、髄膜炎、気管支炎等の原因になることがあることと、感染はいろいろな菌が原因になるため、この予防接種した菌が原因にならないというだけで、他の菌などが原因で肺炎になることはあることを伝えました。たいていのお母さんたちは、日本語で予防接種の名前をきいています。それが母国語で何になるかわかるものと、わからないものがあります。特に日本でしか子育ての経験のないお母さんにとっては、母国語であっても馴染みにない病名もあります。このように度々、定期接種、任意接種の種類や時期が変わってしまうと、医療機関や保健センターは気を配って接種の準備を整えてくださっていても、うまく伝わっていないこともあります。まず、自分たちの中で情報を整理する必要を強く感じました。そして、母子保健テキストに挟み込む予防接種のスケジュールの更新作業も進めていく予定です。(センター関西 I


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