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情報が溢れる社会の中で

皆さんもご存じの帳り、AMDA 国際医療情報センターの主な業務は、電話による医療情報の提供です。毎日の相談内容は様々ですが、時には私たちも初めて耳にするような薬やサプリメント、検査・治療方法に関する問い合わせが寄せられることもあり、その都度私たち自身も勉強し、相談者が必要とする情報をできるだけ早く、的確に提供できるように努力しています。今回はそんな相談の中から、いくつかご紹介したいと思います。

<相談1>
体内に蓄積した鉛や水銀、カドミウムなどの重金属裏を測定し、解毒してくれる、英語の帳じるところを紹介してほしい。 →体内の重金属含有裏測定と聞き、まず頭に思い浮かんだのが、関東で問題となった井戸水のヒ素汚染でした。その際には保健所の方々が調査したのではないかと思い、今回の相談者がお住いの地域を管轄する保健所に問い合わせたところ色々調べて下さり、ある会社を教えて頂きました。保健所の方がインターネット等で探してくださったようです。そこでは頭髪に含まれる重金属裏の測定が可能で、使用する分析機器がアメリカ製であるため英語で書かれたレポートを頂けるとのことでした。医療機関ではないので測定後の治療はできませんが、相談者が希望さなった種類の重金属が全て測定でき、しかも英語対応可能であったためご紹介しました。なお、地域の労災病院で一部検査可能な項目もあったのですが、保険の対象外で高額になる上、その病院では英語対応できないとのことでした。

<相談2>
胃腸の調子が悪いので、自国のホームページで見た、腸を洗浄するために飲む粉(クレイ)が買えるところを教えてほしい。 →個人的には、クレイ(泥)と聞けば洗顔など美肌対策に使用する物というイメージがあり、服用するとは思ってもみないことでした。欧米ではダイエットなどを目的として服用することがあり、アメリカ国内ではドラックストアで販売されているものもあるそうです。日本でのクレイの服用は一箱的ではないようですが、今回は医療用グレードのクレイを取り扱っているお店をご紹介しました。

<相談3>
高齢で耳が遠くなってきたので、電話中の声がよく聞こえるように、受話器につける拡声器のようなものを探している。 →この場合もインターネットによる検索で、医療福祉用品を扱う会社を見つけ、そこが販売している商品をいくつかご紹介しました。


パソコンや携帯電話の普及、思いがけない病気の流行など、世の中はどんどん変化しており、今後センターに寄せられる相談の内容も前述のように多岐にわたることが予想されます。そのため、センターの業務も医療機関や他の公的機関、NPOの紹介に止まらず、臨機応変な対応が必要となるでしょう。そんな中で、私が日々の相談業務を帳じて感じるのは、情報の正確性を見抜く難しさです。相談者に情報を提供する際、もちろん、センター内の資料や辞書、様々な出版物をフルに活用しますが、今回ご紹介したような相談内容に対しては、やはりインターネットが活躍します。色々なホームページから溢れ出す情報をどのように読みとり、いかに利用し、相談者が必要とする情報を提供するか。誇張表現や信憑性の薄い情報は当然排除しなければなりません。パソコンの画蔓を見つめながら、本当に難しいなぁと感じます。“一歩引いて冷静な目で”と思いつつ、情報検索する毎日です。相談業務に携わる者として、冷静かつ柔軟に、そして誠意をもって対応できる心や知識、語学力を持っていたいものです。(センター関西K)◆◆◆

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